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2013年2月10日付

平城宮跡朝堂院広場の舗装工事
文化庁の条件守らず工事

違反ではの質問に、「問題ない」と不誠実な回答 平城宮跡を守るが批判

 平城宮跡を守る会の寮美千子代表らは4日、世界遺産・平城宮跡の第1次朝堂院広場を埋め立て舗装する事業と、関連した調整池をつくる問題で昨年12月26日文化庁長官などに提出していた質問書への回答について記者会見しました。

 これらの事業は国交省国営飛鳥歴史公園事務所が進めているもので、事業にあたって文化庁長官が昨年6月15日、条件を付けて同意しました。条件は@工事着手は奈文研の発掘調査終了後とすることA重要な遺構等が発見された場合は設計変更等で保存するなどです。

 この点について、平城宮跡を守る会は@工事着手は発掘終了後となっているが、広場の工事は発掘調査なしに着工されており、同意条件違反ではないかA第1次朝堂院広場の造成工事と調整池工事は、同時か調整池を先行しなければ、広場の整備で洪水や地下水位変動の危険を生じる恐れがある、国交省の計画でも同時期に着工することとされている。もし調整池予定地から重要な遺構が発掘されれば広場の整備はさらに遅れることも考えられる。ところが広場の工事だけが進み、調整池の工事は詳細が発表されていない。これでは同意に反するのではないか、との質問を文化庁長官、国交省国営飛鳥歴史公園事務所、奈良県教委に出していました。

 そして文化庁から1月25日に回答がありましたが、「問題ありません」の一言でした。

 同席した平城宮跡を守る会の代理人である宮尾耕二弁護士は「埋蔵文化財は守られるのか、世界遺産は大丈夫かということですが、誠意ある回答ではなかった。文書での回答を求めたい」と話し、代表の寮さんは署名が3万3754筆になったと発表しました。

 副代表の小井修一さんは「世界で唯一、地下埋蔵文化財が世界遺産に登録されています。それが破壊される危機にあるのに計画通り進めるということは認められない」と、国交省などの進め方を批判しました。


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