日本共産党奈良県委員会オフィシャルホームページ

ニュース 青年のページ 政策と主張 議員 リンク お問合せ プロフィール
2013年2月10日付

【提言】2013年春闘を国民春闘に

暮らしと平和守る切実な要求で共同広げ

 「春闘」が始まりました。賃上げを求めて労働者・労働組合が決起し、回答を求めてたたかうのがいわゆる「春闘」です。

 今、労働組合に参加している労働者だけではなく、多くの国民に不満が渦巻いています。安倍総理が所信表明演説で「我が国は危機的な状況にある」「どれだけ真面目に働いても暮らしが良くならない」と述べましたが、「よくもこんなことが言えるものだ」「こんなに日本を悪くしたのは誰だったのか」と言わずにはおられません。

 「新自由主義だ」「構造改革だ」「規制緩和だ」と、労働者派遣や非正規労働者を増やし、貧困と格差の拡大で労働者・国民をボロボロにしたのは自民党政治だったはずです。これでは我慢ならないという国民の怒りが政権交代させ、民主党政権を誕生させました。あれから3年、野田政権はついに自民党化してしまったために民主党政権は崩壊したのでした。

 しかし、今度の総選挙の結果を見れば、自民党が多数の議席を得たと言っても、自民党政治に国民の期待があって支持が戻って来たわけではありません。

見えてきた要求を妨げるもの

 この間賃金が激減し、「ワーキングプア(働く貧困層)」が増えているのに、消費税増税や生活保護費や年金給付額を削減し、その一方で「経済再生」と称した大型公共事業の拡大や大企業への大盤振る舞い、大金持ちへの減税です。安倍総理のオスプレイ沖縄配備や米軍基地辺野古移転への強い意思表示、軍事費の増額予算などは、自衛隊の国軍化や憲法9条改悪の狙いとつながっています。「自覚も反省もない安倍政権に国民の暮らしも経済も任せるわけにはいかない」と、日本共産党の山下よしき参院議員は国会報告をしていますが、「そうだ」と共感する人は多いでしょう。

 また、日本経団連は労使交渉で「総額人件費の大幅な増加は避けなければならない」「理解に苦しむ賃金要求」など、賃金抑制は当然かのように言っていますが、納得できるものではありません。「連合」労組はすでに要求しないとか、賃金要求は1%に止めるという方針ですが、「景気回復の決め手は賃金の改善による内需拡大だ」という声と、切実な要求運動への期待が高まっています。

 全労連・国民春闘共闘委員会は「連帯と団結で要求を勝ち取ろう」「粘り強くたたかい要求を前進させよう」と訴えています。奈労連も、圧倒的多数の組合を持たない労働者に「1人ではできなくても労働組合に加入すること、組合を結成してともにたたかおう」とよびかけています。

今年の春闘を「国民春闘」再構築、再生へ

 春闘には長い歴史の積み重ねがありますが、その教訓は、「職場と地域を基礎に産業別組織に結集して、一致する要求で大きく国民的な共同を広げてきた中で様々な要求を勝ち取ってきたこと」「政治を変え、職場も地域も変える」という構えと実践です。

 2013年春闘の重点課題は「すべての労働者の雇用の安定、仕事の確保と賃金・労働条件の改善、景気回復と格差是正」です。電機大企業での13万人のリストラなど雇用の危機は社会問題で、県内でも700人を超える労働者が退職を余儀なくされています。

 賃金と雇用の破壊に反撃すること、最低賃金の底上げの実現、非正規・正規労働者がともに生活を改善できる賃上げを勝ち取ること、消費税増税中止、TPP参加反対、原発ゼロの3課題での共闘の拡大は、攻撃を仕掛ける側との力関係をも揺るがすことにつながります。改憲反対など平和と民主主義を守る課題は、論議をするほど圧倒的多数の国民と連帯できる課題です。

 諸課題で運動している諸団体とともに、共同の力で目に見え、音に聞こえる国民春闘としてたたかいましょう。


サイトご利用にあたって | お問合せ